1、姿勢は体調不良の元
姿勢は第一印象を決める重要な要素、 姿勢がいいと「明るい」
「前向き」「信頼できる」といったポジティブな印象を与える
ことができます。 ところが姿勢が悪いと見た目だけではなく、
肩こり、腰痛の原因になったり、 呼吸が浅くなって全身の
血行が悪くなるなど、 健康にさまざまな悪影響を与えてしまい
ます。 悪い姿勢の典型は”猫背”。 猫背とは首が前に突き
出して背中が丸まった姿勢のことです。
2、猫背はいろいろな不調を引き起こします
首は脳と体をつなぐ重要な部位で、 多くの神経や血管が通って
います。 猫背になって首の筋肉が凝ると近くの神経や血管が
圧迫され、 頭への血行が悪くなったりして頭痛になったり、
やる気が出ない、イライラするなど精神的な不調につながる
こともあります。 また、呼吸が浅くなり酸素不足のため代謝が
悪く、酸素や栄養の供給不足になります。 そのため内臓などの
働きが悪くなります。
3、実はあなたも猫背かも?
自分が猫背なのか気になる方は猫背チェックをしてみてください。
まずは壁を背にして壁の前に立ってください。 壁には頭、背中、
お尻、かかと、の4点をくっ付けてください。
この姿勢を取ったときに、 以下の3点をチェックしてください。
①壁から頭が離れてしまった
②壁からお尻が離れてしまった
③壁から頭やお尻は離れないが、どちらか離した方が楽
難なく4点がくっ付く方は問題ありませんが、 3つの中でいずれかに
当てはまる方は、 すでに猫背であるか、その予備軍である可能性が高いです。
4、座り姿勢もチェックしましょう
机に長く座っていることが多く、 パソコンを日常的に使用
するデスクワークの方やスマートフォンを長い時間見ること
が多い方などは、 特に座り姿勢に注意が必要です。
①座った時に背を丸めた前傾姿勢になっている
②アゴが胸より特に前に出ている
③肩が前に出る”巻き込み肩”になっている
④スマホやノートパソコンを長時間下向きで見ている
こうした姿勢が”IT猫背”を引き起こします。
5、猫背の改善はまづ筋肉に学習させること
スマホなどを見ていると集中してしまいどうしても猫背になり
がちです。 この時背中や胸の筋肉は猫背の状態で固くなろう
としています。 ここで「まずいな」と気づいたら筋肉を伸び縮み
させることが必要です。 それには背中の筋肉が曲がって伸びて
いるので背中を真直ぐにして縮め、又、胸の筋肉が縮んでいる
ので伸ばすつもりでバンザイの姿勢をとり深呼吸してみましょう。
こういった動作を1時間に1回行い、 背中と胸の筋肉に伸縮を
学習させることが必要です。
6、首を真直ぐにするには
IT猫背にならないためには普段から
うつむいている時間を極力少なくすること
が大切です。 スマホをできるだけ目の高さ
に近づけて、 下向きで首を曲げないよう
にしましょう。 パソコンなどの机に座って
いるときは背筋を真直ぐにして、 目線が
20~30度下を向くようにしましょう。
そのため椅子やパソコンの高さを調節
しましょう。 姿勢はクセになりがちなので
こまめにチェックして姿勢を正してカッコよくなりましょう。