胃腸を整えて9月を楽しく過ごしましょう
1、9月病って知ってますか?
今まで認知度が高かった5月病ですが、実は9月にも同じような
症状になる方が増加しています。 それを9月病といいます。
その原因として考えられるのが夏休み、お盆休み、夏の暑さ、などが
夏の疲れとして蓄積したまま9月に引き続いていくと言われています。
2、季節の変わり目は体調の変わり目
季節の変わり目でもある9月は体調を崩しやすく、 また夏の疲れも
重なり年配の世代だけではなく、 30代、40代といった世代でも
体調を崩してしまうケースが少なくありません。
体調面では寝つきが悪くなり睡眠不足になる、 頭痛や疲労感、
腹痛に肩こり、 めまいなどの症状がでたり、 精神面ではイライラ
感や不安感が強くなるといった症状がでてきます。
3、9月の体調不良の原因
近年の夏の暑さは異常といわれるくらいの猛暑です。
夏の猛暑からくる食欲の減退による栄養不足、 そして冷たい物の
食べ過ぎによる胃腸機能の低下、 室内冷房による外気との温度差で
起こる体調不良などによることが多く発症してしまいます。
その上、連日の熱帯夜で寝苦しいため睡眠不足も重ねて影響します。
それらの夏の暑さが原因のいわゆる夏バテを起こし、 疲れが取れ
ないまま9月になり、 9月病を起こしてしまいます。
認識しやすい症状として挙げられるのは睡眠不足と胃腸の不調です。
4、睡眠は十分でしょうか
眠れないのも現代の多くの人が抱かえる悩みの一つです。
よい睡眠を取るためには、 寝ようとする前に頭を覚醒させない
ことです。 覚醒させないためには、 寝る直前に入浴や運動を
しないこと、 寝る数十分前から明かりを落としてゆったり
過ごす、 布団に入ってからスマホなどしない、 などを
心がけるといいです。 また、布団に入っても眠れないときは、
寝ようと努力するとかえって覚醒して眠れないこともあります。
20分くらいしても眠れないときは寝床から離れて穏やかに
過ごし、 眠くなったら布団に入りましょう。 それと夜寝るためには昼の覚醒が必要です。
そのため昼はアクティブに活動しましょう。 また、ストレスで眠れないときは寝る直前に
悩みをノートに記入して発散するのも大きな効果があると言われています。
5、胃腸は元気の源
夏の暑さによる体調不良をその状態で9月を迎えていませんか。
9月になると暑さも和らぎ過ごしやすくなりますが、 気候の変化に
体がついていけずに体調は不安定になりがちです。 その体調不良の
一番は胃腸の不調です。 胃腸の元気なくして身体の元気はあり得ま
せん。 胃腸は元気の源なのです。 胃腸は食生活以外にも、 スト
レスなど精神的な影響を受けやすい臓器です。 胃腸の不調は肌トラ
ブルや便秘、下痢のほか、 口臭などの原因となるうえ、腸内環境の
悪化は免疫力低下に直結して、 健康に大きく影響します。
6、胃腸の不調を解消しよう
胃腸の不調を解消するには、 よく噛んで食べる、 決まった時間に食事をとる、 胃腸に
やさしい食材を食べる、 これらのことは多くの方がすでに周知の事実なので、 ここでは
解消するためのツボを紹介します。
ツボにお灸や指で押してみてください。 お灸は千年灸でよいので、 一つのツボに
2~4mm程度ずらしながら3回程行うと効果的です。 また、 お灸の熱いのを
我慢せず、 ボワーとした温かさからピリピリと変わったらすぐに外して結構です。
ツボ押しで押す際は、3秒かけてゆっくりと押して、 3秒かけてゆっくり離します。
これを5回繰り返すとよいでしょう。 ツボの大きさは大体100円玉くらいの
大きさなので、あまり位置がずれることに神経質になる必要はありません。
足三里 膝のお皿の下の外側のクボミから指4本下
胃にも腸にも効果があり不調対策には代表的なツボ
主に便秘や消化不良の時に効果的です。
全身の血の巡りにも効果をもたらします。
鍼灸師もよく使います
陽陵泉 膝下の外側に腓骨頭があり、その前下です
下痢気味、胃酸過多、肝臓・胆のう疾患に効果があります。
中脘 お腹のみぞおちとおへその真ん中
主に胃に効果的ですが、内臓機能全般の働きを活発にします
内関 手首内側の横じわ中央から指3本分ひじ寄り
胃のムカつきを和らげ、 心をリラックスさせます
乗り物酔いにも効果的です
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